海辺の読書記 -4ページ目

夏といっても大体は部屋で本読んでるんだけどね。暑いし。

夏休みがやって参りました。ここだけの話(?)受験生という身なので、あまり暴走する訳にはいきませんが、多少エンジョイしてもOKかと思われます。多分。

<現在読んでいる本>
実は今日のブログは、昨日読み終わった「劫尽童女」の書評にしようと思っていたのですが、なにぶん日付が変わるまであと十分とちょっとという切迫した状況ですので明日にする事にしたのです。
ここで少し書いてしまうと、劫尽童女は自分としては多少「はずれ」だったかも。設定とかが先走って、勢いで書いてしまった感が否めないというか。

そんな訳で、SFもので満足出来なかったのは痛いため、宮部みゆきのブレイブ・ストーリー を友人から借り(図書館で借りようと思ったらばったり会って、貸してくれたのです)、読み始めました。
SFっていうかどっちかっていうとファンタジーだけど。

村上春樹/世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド


高い壁に囲まれ、鳥以外出ることの出来ない街で暮らす事になった<僕>の「世界の終わり」。
科学者に思考回路を組み込まれた<私>が、とある組織から逃げつつも自分の回路の秘密を知ることとなっていく「ハードボイルド・ワンダーランド」。
二つの物語が同時進行し、交わっていく・・・。

「海辺のカフカ」と同じく(というかこちらの方が先に書かれた)、二つの物語が同時進行するという形式をとっているということで、期待して読んだのだが、やはり期待を裏切らない良い作品だった。
「世界の終わり」では、平和で争いがない街を描き、街の人々や、自然の描写が細かく書かれ、静的な物語が進む。
一方「ハードボイルド・ワンダーランド」では、主人公の<私>を追っている組織や、”やみくろ”という地下に住む生物等、<私>を次々と襲う危機を描き、終始緊張感のある物語が進む。
二つの物語が交わった時、この対比の意味がよくわかる、という造りである。

読み終わった時に「カチッ」とパズルのピースがはまるような感覚があり、それと同時に「ここはどうなっているのか」「あの時主人公はどうしてああいう行動をとったのか」というモヤモヤした感覚が襲う。まだ読み残している作品も多いものの、これが村上春樹の小説の良さかなーと思う。
ところで続編が出るというような話を小耳にはさんだが、どうなんだろう?

追記・・・ひょっとして「海辺のカフカ」がこれの続編にあたるのかな? 影とか、森とか、似たところがあるし・・・。あー、海辺のカフカもう一回読もうかな。
ていうか誰か教えて下さい(切実に)

暑い

明日は久しぶりに書評やりますんで。ねッ?(必死)

<今日のできごと>
今日は「劇的ビフォーアフターするぞ!」という強い志を胸に、自分の部屋の片づけを試みたんですが、あまりの暑さ(しかも無風)に断念。
本棚を少し整理するだけ(しかも文庫のみ)という小規模なビフォーアフターにとどまる事となってしまいました。無念。

しかし板を敷く事により高さをつけ、一つの棚に二列の文庫を並べるという(うまく説明できない)改革により、従来の二倍の文庫が格納出来るようになったので良しとします。
・・・うまく説明出来なかった。

<現在読んでいる本>
本日「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 を読み終わりました。いやー良いです村上春樹。読後感がやたら切ないけど。
そして恩田陸「劫尽童女 」(こうじんどうじょ)というのを読み始めました。秘密組織とか超能力とか博士とかそういう話らしい(謎
既に読んだ方に「どうですか」って伺ったんですが、最後の方の展開が微妙・・・らしい。
あーあ。

ガンプラ

今日は一日中ガンプラ(ガンダムのプラモデル)を造ってました。買ったはいいが作っていないνガンダムがあったもので。
久しぶりにガンプラを作ったので楽しかったのですが、疲れた・・・。バンダイの技術力に尊敬の念と殺意を抱きました(何

せっかく作ったので以下に写真を。

gundam

あー、盾の持ち方が逆だった・・・。

昨日のつづき

昨日は何かまとめられそうになかったんで、途中でやめてしまいました。
さあうまくまとまるのでしょうか。

<マイブックの話・後編>
古本として売られていたマイブックには、ボールペンで何か書かれていた。塩は悪趣味にも他人の日記を読んでしまうのか・・・ッ!?
というのが前回までのあらすじだったと思います。
まあ、いけないなーと思いつつもですよ、一応店に売られている商品ですし、客なんだし中身を確認する権利もあるだろうという考えもありましてですね・・・まあぶっちゃけ読んでみました。

パラパラと見てみたところによると、最初の数日間しか書かずに書くのをやめ、売ってしまった様子(故意かどうかは知らないけど)
さて、一日目を読んでみました。(下記はその日記を再現してみたものですが、記憶の曖昧さにより、一部違うところがあるかも)

200x年 1月1日
今日は200x年の始まり。そして結婚一周年の記念日でもあります。
でもクリスマスも結婚記念日も日常という感じで過ぎていってしまうのが悲しいです。花を貰ったとかいう話を聞くと、少しムッとしちゃいます。
(中略)
正直、私達は最近少し険悪な感じでs



なんか複雑なドラマが展開してしまったようだ。

(マイブックを閉じてそっと棚に戻す)えっと、あの・・・ごめんなさい

マイブックを売った方、その後旦那様とは如何でしょうか(涙)

ていうか誰か買い取ってあげて(←100円ですよっ)

マイブックの話

あー何か週一更新になっております・・・。
まあそんな事は気にせず、この間衝撃的だった出来事でも書かせて頂こうかと思います。

<マイブックの話>
「マイブック」という本をご存じでしょうか? 日付だけが書いてあって、自分の思った事や日記やメモなど、好きに使える、という「自分だけの本を作ろう」みたいなコンセプトの本です。
僕は買った事がないのですが、結構気に入って使っている方もいらっしゃるようです。

そんなマイブックですが、この前西友(スーパー)の前で古本市のようなものがやっていて、何とそこに2002年版くらいの売っていたのです。
「あれ?」と思いましたよ。マイブック(しかも何年か前のやつ)を古本で売っていたって使えないのだから、買っても仕方ないじゃないですか。(ていうかそもそも買い取らなきゃいいのに・・・)
そしてやめとけばいいのに、まさかと思って中を見てみました(本当にやめとけ
・・・すでに何か書かれてました。


そろそろ書き疲れたので後半に続く(何

英検の話

今日は英検(面接)受けてきました。準2級。
実は前回も筆記の方は受かってて、面接で落ちたのです。
前回と級も同じ、そして実施する会場も同じ・・・と思っていたら、面接官も前回と同じだったー!!

ああもうマジですか何だよこれ

やたら紳士的な雰囲気漂う男性で、面接もにこやかにやって下さっているのですが、その微笑みの裏に「君の実力じゃ十年早いから帰っていいよ~~」というメッセージをひしひしと感じるという(被害妄想)

次回に期待・・・?(弱気)

敢えてホットでも何でもない「モンスターファーム2」の話題

<今日のモンスターファーム>
ついに殿堂入りー!
というわけでナーガにて目出度く殿堂入り致しました。以前もやってたんですが、殿堂入りは初めてです。寿命との戦いであった・・・。
しかし、なかなか殿堂入り出来ないが頑張れば何となる、みたいな難易度設定が絶妙です。やっぱ名作だなー2は。

しかし、殿堂入りするとあまりやる事ないなー・・・(一気にテンションダウン)

浅田次郎/天切り松 第三巻

浅田 次郎
天切り松 闇がたり3 初湯千両


浅田次郎「天切り松」シリーズの三巻目。今回は今まで名前だけでまともに登場していなかった、「仕立て屋銀次」が登場する。

三巻目になっても天切り松の面白さは衰えない、どころか、それぞれの登場人物像が更に深まっているように思える。

この本に収録される話で、僕が最も気に入ったのはやはり「銀次蔭盃」。名前だけ出てきてまともに登場しなかった「仕立て屋銀次」が登場する。

天切り松が持つ、親分子分の契りの証である盃の話から始まるのだが、天切り松は何故か二つの盃を持っている。一つは地味(?)な素焼きの盃、これは安吉親分のもの。もう一つ、天切り松は銀の盃を持っていた。これこそが「仕立て屋銀次」の盃である。
では何故天切り松は、渡世にあるまじき「二つ盃」をしていたのか・・・?

という感じで展開するのだが、この話のラストシーンは本当に感動する、というか、読んでいて鳥肌が立つ出来である。

コミックバトン

うさぎねこさんから、「コミックバトン」が回ってきましたので答えたいと思います。

マンガの所持数
うーん、数えた事もないからわからないけど、50~100冊くらいはあるかな?
漫画をあまり読まない人よりも持っているけど、たくさん読む人よりは持っていない、という感じの冊数。

今読んでいるもの
最近読み始めたのは「蒼天航路」という三国志の漫画。新しい作品ということもあり、横山光輝のものよりもダイナミックな感じなので読みやすいのです。

最後に購入したもの
これも「蒼天航路」。

心に残る、良く読む5冊
”心に残る”ということなので完結した作品を挙げますと、

・うすた京介「すごいよ!! マサルさん」。これはもうあまり漫画というものを読まなかった自分が漫画好きになったキッカケなので外せません。
ブックオフで立ち読みしていたら危うく爆笑しそうになり(あの時は踏みとどまったハズ)、立ち読みは危険だと感じ購入。漫画でこんなに笑わせる事が出来るんだなーと感動した覚えが。

・荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」。これもやたらと面白いので大好きです。最初はその個性的な絵柄から敬遠していたのですが、読んでみたら途端にのめり込み1~6部まで集める(当然古本ですけど)。
ストーリー自体は単純で(六部は難しいけど)で「これぞ少年漫画」って感じなんですが、やたらと個性的な絵や台詞によって王道から外れてしまった感じ(笑) ちなみに僕の好きな部は2部・5部で、登場人物はブチャラティとプッチ神父が好きです(どちらも一つに絞れない優柔不断な塩)

・車田正美「聖闘士星矢」。リングにかけろとどっちにしようか迷ったけど、やはりこっちで。これはもう超王道な少年漫画なんですが、読むと元気が出るので良いです。ほんとに「これでもか」って程「友情・努力・勝利」を踏襲した作品なんですけど。
ハーデス篇は最後までアニメ化されないのかなーとか、車田先生は天界篇を描く気はないのかなーとか、劇場版はいつになったら借りられるのかなー(レンタル店でいつも「貸し出し中」とか、そういえばPS2で出たゲーム買ってない!とか、色々気になる作品でもある。

・安彦良和「アリオン」。1個目~3個目までジャンプだったのに突然マイナーになりましたが。
安彦良和さんは「ガンダム」の絵を描いた人で、ガンダムが好きだったので読んでみようってな感じで読んだのですが、かなり面白いです。内容は、ギリシャ神話がモデルの戦記&人間ドラマという感じ。ギリシャの神々がみんな人間で、戦争している話なのです。
1~4巻までしかないのですが内容が濃く、自分の中でも印象強い作品です。あと恐らくブックオフなら一冊100円で買えるのでコストパフォーマンス的にもおすすめ(何)

・横山光輝「マーズ」。”好きな作品”としてだったら多分挙げないけど、”心に残る作品”としてだったら入れておかねば、という作品。
基本的にはマーズ少年が悪を倒して活躍するというフツーの少年漫画・・・のはずでした。アノ事があるまでは。・・・もうやめとこ。
という訳で、お勧めはしないけど読んでみたい人は読んでみるといいですよ、そして読んだら僕と一緒に話し合いましょう、って作品(謎)。

バトンを渡す5名
五人もいない・・・。
というわけで、
たけしさん(漫画読まれますか? 読まれたらお願いします)
イゼイルさん(見てたらお願いします)
の二名様、お願いします。