海辺の読書記 -2ページ目

トラックバック

アメブロのブログをいくつか見たら、皆さんアダルトサイトのトラックバックに手を焼いているようで。僕も困ってます。
よく駅の公衆電話の受話器に、出会いがどうのというシールが貼ってあったりしますが。あれと似てますね。
もしくは落書き。商店街のシャッターに軒並み落書きがしてある状況と似ているような。

トラックバックという便利な機能であるにも関わらず、電子落書きに成り下がっているのが妙に切ないですね。
書評ブログということで、トラックバック機能をなくすわけにもいかないので、毎日消したいと思っております。皆さん頑張りましょう。

復帰

<近況報告>
志望校に合格しました。いやー絶対落ちると思ってましたが。良かったですほんとに。
というわけで受験も無事終了なので、今日からまたブログを書きたいと思います。宜しくお願いします。

<ワンダと巨像>
早速ゲームを買ってきたわけで。
ワンダと巨像 という一風変わったアクションゲームなのですが、主人公の動きがやたらリアルで面白いです。ボスの脚につかまって、振り回されながらも剣を突き刺して倒すという、何ともいっぱいいっぱいな感じのゲーム(笑) ボスが大きいのでかなり怖い。

藤沢周平の作品

ちょっと良いニュースがあったため更新。
藤沢周平文学の「芽」発見 無名時代に13編

なんと、一般に知られていない藤沢周平の作品が13編明らかになったらしいのです。
本人もその存在についてはあまり話していなかったということですが、あまりに昔の作品ということで忘れていたんでしょうか?
武士もの、市井ものなどおなじみですが、「エジプトの彫刻師という異色の物もある。」とのことで、是非読んでみたい。
どういう形であれ、出版して頂きたいものです。

近況報告

あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。
近頃は入試直前ということもありまして、だいぶご無沙汰しておりました。

受験生らしくゲーム・読書等は(極力)断っております。小さく「極力」と書かざるを得ない自分を情けなく思う今日この頃ですが、まあ頑張ります。

ではまた。

浅田次郎/蒼穹の昴


<あらすじ>
汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう────
優れた文明を手に入れた外国勢力に狙われ、体制が崩れつつある清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児(チュンル)は、占い師の老婆から途方もない予言を聞く。それを信じ、科挙試験を受ける兄貴分・文秀(ウエンシウ)に連れられ、都へ上る。
春児の信じる予言、文秀の科挙試験・・・二つの夢は果たしてかなうのか?

一方、大清国の支配者である西太后は、人知れず国の行く末を憂え、自らの使命の重さを嘆いていた────
若き俊英が創る新しき時代と、旧き権力が守る中国三千年の歴史。二つの想いや野望が紫禁城に渦巻き、中華四億の命を翻弄する。
全ての夢見る人に捧げる大作宮廷ロマン。

<書評>
文庫本の背表紙にある紹介文をまとめて、多少テンションを上げて紹介させて頂いたが、この作品
を紹介しようと思うと、自然とテンションが上がってしまうようなので、ご勘弁の程を。
というのも、この作品は僕が今まで読んだ小説の中でもかなり面白い方で、「歴史小説」というジャンルに限ると、ひょっとしてこれが1番じゃないか、というくらい良いのである。

この作品は、清朝末期という時代の特異さ、その中で生きる人間な懸命な様子が壮大に描かれていて、いかにも歴史小説、という感じのスケールの大きい作品である。僕は中国史の知識など皆無だったが、浅田次郎を信じて、全四巻のこの超大作を読み始めた。よく考えるとかなり無謀な試みだったが、それでも「面白い!」と感じたからすごい。

ところで、司馬遼太郎の歴史小説などを読んで、面白い歴史小説の「条件」は一体なんなのか、と考えたときに、
・様々な立場(特に相対する立場の両極面)の人間の視点から、歴史を立体的(?)にとらえている
・その時代の特異な雰囲気、情勢などが、読んでいて伝わってくる
・登場人物それぞれの性格を書きわけ、長所も短所も、全てひっくるめて一人の人間を描いている
という点が大きいなーと思う。歴史をただの美談にせず、様々なことが詳しく書かれているほうが厚みがあり、読んでいると、まるでその時代にタイムスリップしたかのような錯覚を感じるのである。
思うに、この作品は上に挙げた要素を持ち合わせているから、たとえ歴史の知識がなくとも、その時代の空気を感じて、一気に読む事が出来るのである。


ただ、三巻~四巻の前半あたりは、少し勢いが落ちているかなと思う。二人の新聞記者が出てきて、情勢を客観的な立場から語る事で読者に解説する、という形をとっているのだが、やはりあまり客観的に書かれると、それまでの「いったいどうなるんだ!?」という好奇心がなくなるので、知識が無い者には少々退屈だった。

また、歴史小説になっても変わらぬ、浅田次郎節も魅力である。時代に翻弄されながらも男の友情や自分の信条は絶対に貫く、という熱い登場人物は、まさに浅田次郎と歴史小説の組み合わせがマッチしていたために生まれたいえると思う。

どうもまとめきれなかった感がありますが(あらすじ書いてる時点で力尽きた)、とにかく読み出すと止まらなくなる傑作であるということを書きたかったのです。以上。


・・・ところで、文庫版1~4巻の帯に書かれた言葉が格好良かったのでご紹介。
1巻・・・極貧の少年に与えられた途方もない予言 そこに「希望」が生まれた
2巻・・・若きエリートが志す新しい時代 その前に「試練」が立ちはだかる
3巻・・・慈悲深き女帝が護る旧世の栄華 憂国の「熱情」は奔流となってほとばしる
4巻・・・運命に立ち向かい生きる道を切り拓くすべての夢見る人に捧げる「賛歌」

ロッテの応援歌って聞いたことない

<近況報告>
ロッテ強いですね。普段全く(本当に一秒たりとも)野球を見ないのですが、流石に千葉県民として、今日は見てしまいました(途中からですが)。千葉県内だから盛り上がってるけど、世の中には阪神ファンの方が多いだろうから全国的にはテンションダウンなんだろうなーと思いつつ。
まあでも、千葉県で名前に「千葉」なんてつくのは千葉ロッテマリーンズくらいだからこちとら必死なんです。某テーマパークも、某国際空港も千葉にあるくせに「東京」を騙ってますからね。けしからん。

昨日、月曜時代劇の世直し順庵 を観ようとして忘れた・・・。剣客商売のドラマを見て以来藤田まことが好きということもあり、かなり面白そうだったんですが。七時は早いよ・・・八時にやってたら絶対見られてました(微妙

<現在読んでる本>
蒼穹の昴を読み終え、恩田陸の蒲公英草紙 読んでます。「光の帝国」という作品の続編のような感じの作品で、常野という土地から来た、特殊な力を持った人々の話・・・のはずです。まだ序盤なので出てきてないけど。

蒼穹の昴は一巻ずつ紹介しようかと思ったのですが、二巻以降を紹介しようと思うとネタばれとかもあるので、やはり四巻まとめて紹介します。
自分の読んだ本のなかではかなりの傑作に入ると思うので、時間のあるときに気合いを入れて書評を書こうと思っておりますのでお楽しみに。

良い本と巡り会ったー

<近況報告>
木・金にテスト&土曜日に英検受けました。なんかもう駄目っぽいですが気にしない気にしない(ぉ
一応テストあけと言う口実で、今日は三国無双に明け暮れてました。チャレンジモードの「暴風」やってるのですが、ランキング上位の方の記録に脱帽です。4000とか有り得ん・・・。

<現在読んでる本>
浅田次郎「蒼穹の昴」の一巻を先程読み終えました。いやーもう面白すぎる。自分の読書生活(?)の中で、「竜馬がゆく」「蝉しぐれ」「海辺のカフカ」など衝撃を受けた作品はわずかなのですが、それと並ぶ勢いです。
何冊か読んで面白い作家だと思っていたのですが、やはり浅田次郎は凄い!
とりあえず一巻の書評を明日書こうと思います。

浅田次郎/姫椿

浅田 次郎
姫椿
飼い猫が死んでしまったOL、経営に行き詰まり、死に場所を探す社長、妻に先立たれた大学教授・・・。
心にに傷を持ちながらも、変わらぬ日常を過ごしている主人公達に、小さな幸福が訪れる短篇集。

僕の中には、勝手に「『天切り松』や『プリズンホテル』など、痛快な任侠の物語を書く浅田次郎」という位置づけのようなものがあった。
その位置づけに反して、この本は浅田次郎にしては「地味な」短篇集だと思うのだが、読み終えた後に感じた温かさは、浅田次郎作品に共通するものだと感じた。

表題作の「姫椿」は、経営に行き詰まり、死に場所を探している社長が、偶然、若い頃妻と来ていた銭湯「椿湯」を見つけて・・・という話。
日常の中のちょっとした偶然が、凍てついたひとの心を癒す、というテーマは(ほぼ)全編に一貫していて、温かい気持ちになれる短篇集に仕上がっている。



ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
最近スクウェアの動きを警戒してた(?)のであまり期待してなかったんですが、観てしまいました。
意外にも結構面白かったです。FF7の世界観を壊されたくないなーと思ってたんですが、単純なファンサービスというか、FF7ファンが観て楽しむという感じの作品でした。「クラウドがリアルになってるー!」みたいな。
とりあえず、クラウドはリアルになってもへたれだという事が確認できたんで良かったです(何

こんばんは

更新頻度が著しく減っておりますが、ご勘弁の程を。

<近況報告>
テスト期間中なんですが三国無双4 やってたりします。
まあ息抜きですって息抜きっ ハハッ

<最近読んでる本>
最近、自分の中で浅田次郎ブームがやってきた模様です。前に読んでた本も浅田次郎、今読んでる本も浅田次郎、次読む予定の本も浅田次郎。やはり「涙あり笑いあり」だから面白いんですよねー。

ところで、読みたい本を忘れないように書いておきます(本日の本題)
瀬名 秀明
BRAIN VALLEY〈上〉
浅田 次郎
蒼穹の昴(1)

浅田 次郎
沙高楼綺譚

村上 春樹
東京奇譚集

恩田 陸
蒲公英草紙―常野物語
恩田 陸
ユージニア